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【送料無料】[本/雑誌]/[オーディオブックCD] 彼岸過迄/夏目漱石(CD)
.2019/12発売 送料無料定価:2200円
生死をさまよった「修善寺の大患」後、初めて執筆された作品であり「行人」「こゝろ」へと連なる後期三部作の一作目。
「修善寺の大患」後に初めて執筆され、明治45年(1912年)1月から4月まで「大 阪朝日新聞」で連載された長編小説。
いくつかの短篇を連ねて書かれており、松 本の話は幼くして急逝した漱石の娘・ひな子がモデルになっていると言われている。
田川敬太郎は大学を出てから職に就けずに悩んでいた。
そんな折に同じ下宿先の役所勤めらしい森本という男と湯屋で出会って親しくなるが、ある時、森本は敬太郎に手紙を残して突然姿を消してしまう。
手紙によると、下宿代を滞らせていたことで主人夫婦との面倒を避けたのだという。
だが、貯めた下宿代は返すつもりであることや、敬太郎を気遣った内容もあり、梅の鉢の盆栽と自分の愛用していたステッキを敬太郎に譲る旨も書いてあった。
その後、敬太郎は変わらず職を得られずにいたため、大学の友人である須永の叔父の田口に仕事の世話を頼もうとする。
たまたま森本への返事の手紙をポストに投函したその...