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[本/雑誌]/受肉の哲学/谷隆一郎/著
.2019/10発売定価:4400円
「神」とか「キリスト」について、その意味を問うことは、一見宗教的で特殊な事柄のように思われる。
しかしそれは時空を超えてすべての人に関わる問題である。
このような立場から「ロゴス・キリストの受肉」「受難と復活」、そして「十字架による贖いと救い」といった問題を、「愛智の道行き」としての哲学の観点から「人間・自己の成立に関わる普遍的問題」として、素朴にかつ根源的に明らかにしようとする試みである。
本書はこれらすべての問題の根底には神的エネルゲイア・プネウマの生動的な働きがあることを解明する。
宗教と哲学を架橋する著者の到達点を示す貴重な一書である。